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チェコ旅行記-2010-

Czech Republic 2010 - day5


朝、いつもより少し早く街へ出る。今日はチェコのカントリーサイドで過ごすことに決めていた。チェスキー・クルムロフという南ボヘミアの街へ行く。プラハの市民会館前を9時半に出発するバスに乗って、約3時間の旅。車窓はチェコの森林や古い街並みが続く。


12時過ぎにチェスキー・クルムロフ着。噂に聞く美しい街並み。世界で一番美しい街の一つと噂されるのも頷ける気がする。どことなく廃れた感じの街角や茶色に統一された家々の並ぶ景色が、紅葉の始まったこの季節にぴったりマッチしていて、まさに秋を満喫できる街だと思った。この冷たい秋風も、ノスタルジックな雰囲気を誘うひとつのアイテムかもしれない。この時期に来て大正解だった。


この街は1992年にユネスコの世界遺産に登録されている。大きく曲がりくねったモルダウ川の中に馬蹄型のように広がる旧市街は実に美しい。また、橋を渡った先にあるチェスキー・クルムロフ城も様々な時代の建築が入り乱れた見どころの多い建築となっている。ここはチェコ国内ではプラハ城に次いで大きな城でもある。室内の作りはルネッサンス、バロック、ロココ調とこちらも様々。


ちなみにチェスキー・クルムロフ城の見学は個人ではできない。鍵の束をさげた専門の案内人付きで約40分程度のガイドツアーをやっている。私が回った会は、英語ペラペラの美人ガイドさんがついてくれた。実に見どころが多い城だ。


チェスキー・クルムロフ城から見下ろす世界遺産の街並みも最高で、心底、来て良かったと思った。実は4年前にチェコを訪れた時も、ぜひ来てみようと目論んでいたのが、その時は来ることが叶わなかった。結局ずっとプラハに滞在して、近場の見どころ巡りやショッピングばかりしていた。今回、そのリベンジを果たしたことになる。今日一日歩き回って、チェコのカントリーサイドの魅力をたっぷり吸収できたことが、今回の旅の一番の収穫かもしれない。

そういえば、街を散策中、テディベアショップを発見した。中は熊でいっぱいで、テディベア好きにはたまらないショップだった。もちろんシュタイフもあった。真っ白なシュタイフのテディベアは、一瞬本気で買って帰ろうか悩んだが、うちには以前ドイツで買ってきた真っ赤なシュタイフテディがいるので、今回は見送ることにした。なんといってもシュタイフは高い!


熊と云えば、チェスキー・クルムロフには街並みのポストカードと並んで熊のポストカードが売られている。周りは森林なんだし、そりゃ熊もいるんだろうが、どうしてこんなに取り上げられているのかと尋ねてみた。すると…。「ああ、熊なら城で飼ってるんだよ」とのお返事。えー、と思ったが、確かにいた。お堀の中に三匹の熊。グリズリーか?ヒグマか??とにかく、こんな奴らが城を守ってるんじゃ、誰も攻めてこようとは思うまい。この美しい城の主は、なんと熊さんだったというオチ。


帰り道は旧市街広場にバスが止まった。夕暮れ時で、街並みのライトアップが美しい。ちょっと歩いてカレル橋まで行き、プラハ城のライトアップも見物して来た。夜になっても旧市街は人が多い。レストランも混雑している。こんなに夜景がきれいなら、たしかに遅くまで夜遊びしたくなる気持ちもわかる。が、今回は遊びに来たわけではないので、ちゃんと勉強をしに帰らねば。

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