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チェコ旅行記-2010-

Czech Republic 2010 - day3

お昼休み時間中に市民会館の前のツアーデスクに予約を取りにいく段取りを決め、街へ出た。メトロはもう完全制覇。AもBもCも、乗り換え用も乗り換えなしチケもばっちり。しかしメトロAはどうしてこんなに深いんだってくらい潜る。プラハの地下鉄を文字通りAから順番に作ったのならば、Aが一番浅くないと変なのに。


そんなこと考えながら、地下鉄の出口をくぐり、傘をさそうとリュックを下ろしたら、驚愕。リュックのポッケが開けられていた。信じられない。さっきまでメトロの中で抱えていたのに。おそらくメトロのエスカレータでやられたものと思われる。開けられていたのはポケットだけだったため、お財布もパスポートもカメラも無事だったのは良かったが、正直一瞬心臓が凍りついた。この手のスリ未遂はインド以来だ。プラハの治安がバラナシ並みとは言いたくないが、人口に占める心の貧しい人の割合は何となく推し量れる気がして残念に思った。プラハはこんなに美しい街なのに本当に残念。


が、この後、落ち込んだ気分をある程度取り戻すようなラッキーに遭遇。ひとつは、世界遺産であるチェスキークロムロフ行きのツアーが学生料金で取れたこと。日本に学生証を忘れてきたことに気付いた時は、本気で「どこでもドア」を熱望したが、会議のネームカードを見せたところ学生料金でOKとしてくれた。要はStudentという文字と自分の名前と学校名が明記された何かがあればよかったらしい。ラッキーだった。


もうひとつのラッキーは、「ナ・プシーコピェ通り」から「ヴァーツラフ広場」に入ったところでお祭りに遭遇したこと。広場では民族音楽の歌や刀剣?を披露する傍ら、郷土品や郷土料理などの屋台が立っていた。本当は国立博物館をのぞくつもりでこのルートをたどってきたのだが、お祭り女の自分がこの状況を見過ごせるはずもなく、ひとしきり音楽を聴いたり、土産物屋を回ったりして楽しんだ。ちょうどランチを食べそびれていたので、屋台でジャガイモとハムの料理を購入して立ち食い。お祭りうまい!なんというラッキー。午後のセッションぎりぎりまでヴァーツラフ広場でお祭りを楽しんだ。


で、結局何のお祭りだったの分からずじまいに楽しんでしまったのだが、帰宅して調べてみると、今日はチェコスロヴァキア共和国の建国記念日だったようだ。そういえば空港から送迎してくれたバスのおじちゃんが、今は連休だとか言っていたが、建国記念日ための祝祭日だったらしい。

1968年、ソ連軍が中心となったワルシャワ条約機構軍が侵攻してきて、ここヴァーツラフ広場にも戦車が乗りいれた。「プラハの春」が挫折した象徴的な出来事だが、その広場で今日、建国記念のお祭りが祝われているというのは、なんというか、深いなあと思う。実際は建国のほうがずっとずっと昔のはず。そのあともドイツの支配下にあったり、共産党の独裁体制が続いたり、チェコもまた激動の20世紀をくぐりぬけてきた国のひとつなんだなあ。

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