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中国・モンゴル旅行記-2009-

万里の長城「居庸関」にて

万里の長城。ここが今回参加した一日ツアーの要です。
本当は観光として一番メジャーな「八達嶺長城」へ行くはずだったんですが、人が多いのは厭、もっと自然がいっぱいのとこがいい、等、みなさんけっこう好き勝手に騒いだところ、ガイドさんが連れてきてくれたのはこちらの「居庸関長城」でした。

集合時間で1時間ほど遅れが出た手前、全部の予定を回り切るには八達嶺長城は遠すぎたのかも知れません。
できれば有名どころの八達嶺長城に行きたい・・・という人もいましたが、多数決でこっちになりました。
私は正直『どこでもいいやー』派。
万里の長城の観光スポットがそんなにたくさんあることすら知らなかった口です。

立派な門構えの居庸関長城。
人が少ない、という売り文句もむなしくこの日は観光客でごった返しておりました。
湖が近くにあり、周りは険しい山々。
さすが万里の長城だけあって、難攻不落っぽい場所に建てられてるんだろうなーとか妄想。

下から眺めると、たくさんの人たちが長城を徒歩で登って行くのがみえましたので、私も後に続いてみました。
で、30分でダウン。これへたな登山よりきついです。
とんでもなく急な階段・・・。

いや、今日は足の調子が悪かったということにしておきます。
モンゴルで馬に乗ってできた床擦れも痛いし・・・。

一緒だった他のメンバーはがんばってもっと先の砦を目指していきましたが、私は一個目の砦の上に登って景色を楽しみがてら休憩することにしました。

山の起伏に沿う形でどこまでも伸びる石の壁。
ずっと、霧の向こうに見えなくなるまでひたすら壁。
こんな険しいところにこんなでっかい砦や壁を築いちゃうんだから、この国すごいと思います。
でっかい国だから城壁もでかくないといけないわけで。
日本は海に囲まれた小さな島国ですが、大陸ではずいぶん勝手が違うなぁと思いました。

そういえば、日本のお城を守るお堀も四方を海で囲まれた島国ならではの守り方なのかもしれません。
城壁じゃなくって堀。ヨーロッパも城壁ですね、守り方。
いや、ただの思い付きですが、なんとなく違うなぁと。

今回の旅の最後の訪問地になるだろうここ万里の長城で、ひとり、自由に時間を費やせたのは良かったと思います。
いろいろ考える時間が取れました。
今回の一人旅も、例によって全然独りじゃなくて、たくさんの旅仲間や現地の方の親切にすがって生き抜いた感があります。
まあたいてい私の場合はこういうパターンが多いのですが、それは多分、とても幸せなことなんでしょう。
今回の旅の中で、他の旅人にそう言われて気付きました。
指摘されるまで気付かなかったのも不思議な話ですが、私はいつも仲間に恵まれ、かつ人一倍旅運がいいのです。
幸せなことです。ありがたいことです。

2つ先の関まで登っていったメンバーが戻ってきました。
みんなかなりお疲れのようですが、満足気です。よかったよかった。
多分一期一会になる仲間たちと、ほんのちょっとの間だけでも心を通わせて笑いあえるこの瞬間がとても愛おしく感じられました。
同時に、日本で帰りを待っていてくれる人たちの顔が浮かびました。
明日、帰ります。さて、お土産買わなくちゃ。

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