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シンガポール旅行記-2009-

アラブストリートの人情味あるオジサンたち

発表が終わった後、学会会場周辺をぶらぶらと歩いてみました。午後の日差しは強く、汗が滝のように流れますが、会場のクーラーがとんでもなく強かったので、多少の暑さなら歓迎したい気持で歩きました。

ローチャーロードから、ビーチロードへ。昼休みを終えたオフィス街の人たちが足早に戻ってくる道を抜け、アラブストリートに入ります。この通りは名前のとおり、アラブ風な店が多い印象です。

絨毯屋にシルクのお店、ベリーダンスの衣装なんかも煌びやかに飾り付けられています。

若干怪しげな日本語を巧みに操る絨毯屋のアディとひとしきり話しこんで、日本語を教えたりなんかして暇つぶし。

“Nice to meet you”を日本語訳してくれと言われました。商売の客引き文句にでも使うんでしょうか。『はじめまして』じゃいまいち味気ないかと思い、『会えてうれしいよ』と紙にローマ字書き。アディ、めちゃくちゃ喜んでくれたので、なんかいいことした気分。

アラブストリートをまっすぐ進むと、右手に大きなモスクが見えてきます。シンガポール最大最古のイスラムモスク『サルタン・モスク』です。

せっかくなので中を見学させてもらいました。一般人は靴を脱いで見学ですが、実際はホールには入れず、外からお祈りの様子を眺めてきました。ここでも日本人の一人旅は珍しいと思われたのか、モスクの関係者だというおじさんに捕まって、ひとしきりイスラムの説教を聞くことになってしました。

自分、イスラム教についてはあまり知りませんが、彼曰く、魂は死んだらgo in the skyなんだそうです。

初めてモスクに入りましたが、お祈りしている人が少なかったせいか、あまりインパクトは大きくなかった感じがします。非常に綺麗で荘厳な趣なんですが、圧倒されるほどのプレッシャーを受けたかと言われるとそうでもなく、「神聖な場所」としてはハンガリーのシナゴーグやギリシャのパルテノン神殿なんかの方がずっと圧倒感がありました。

サルタン・モスクの目の前を貫くブッソーラストリートはお土産屋さんがひしめき合っていました。ジャワ系の雑貨が置いてある店やインド系のショールが並ぶ店、テディベアのお店に、トルコ風のガラス細工が並んだ香水屋。この国は本当に多種多様です。

プラナカンの雑貨を扱うお店もありました。ピンクや黄色の色合いが可愛らしく、お土産には喜ばれるかと思います。

ショーウインドーを熱心に覗き込んでいたら店主のおじさんが声をかけてくれて、プラナカン文化を説明してくれました。中国系とマレー系の混血によってうまれたシンガポールオリジナルの文化だそうです。シンガポールにも独自の文化ってあるんですね。驚きでした。

「プラナカン文化の博物館がシティーホールの近くにあるから、興味があるなら行ってみなさい」

そう教えてくれたので時間があったら足をのばしてみようかと思います。

ひとりで街をぶらつくと、いろんな出会いがあって面白いです。街の人たちはみんないい笑顔で、ひとなっつっこくておせっかいなくらい人情的。

シンガポーリアンにならって、熱々のテー・タリア(ミルクティ)を汗だくになりながら飲みほしたら、私もちょっとずつこの街になじんできたような、そんな錯覚にとらわれました。

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