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インド・ネパール旅行記-2007-

インドは人を直情型にする

ホーリーのさなか、駅はCloseという噂がまことしやかに流れているわけですが、実はチケットOfficeが午後からOpenしているらしいという情報が入ってきました。それはラッキーとばかりにサイクルリクシャをつかまえて駅へ直行。夕方になり、メインバザールをにぎわせていたHappy Holyの喧騒も多少ですが静まり始めてきています。

で、やっぱりCloseでした。情報が少ない(いつやっていて、いつがお休みなのか等)場所では、噂話に振り回されます。こういう旅、いわゆる貧乏旅行みたいなものは情報戦に頼る所が大きいため、こういうことは日常茶飯事です。

まあだいたいそんなことを無意識のうちに再認識しながら、駅の前でどうしたもんか考えていたところ、急にDTTDC・デリー観光開発公団のスタッフを名乗る男に声をかけられました。「うちのOfficeで鉄道のチケットが取れるよ」というのです。DTTDCDelhi Tourism and Transportation Development Corporationの略で、ぼったくりではないちゃんとした旅をプロデュースしてくれる機関なわけですが、このDTTDCおじさん、明らかに胡散臭いのです。

明らかに間違いなくぼったくりツアーの勧誘だろうと思ったのですが、でも旅は情報戦。ここはいっちょ、女は度胸ってことでのこのことついていってみることにしました。それで電車のチケットが取れたら棚ボタ・・・・・、と思ったですが、連れ込まれた小さなOfficeで、やっぱりバカ高いツアーを勧められました。残念、負け。電車のチケットはないからツアーを組んであげるよ、という展開でした。しかも高い・・・。だからTrainチケットを買いにきたんだっていってるじゃないですか私は。頭にきて、じゃあ検討するのでDTTDCのパンフレットを1部くださいよ、と言ってみたところ・・・「・・・それはここにはない」と。終了ー!ここDTTDCでもなかったみたいです。

おかげでコンノートプレイス周辺を観光できました。それでよしとします。思いっきりだまされにきたはずのインドですが、イライラするような小ネタばっかりで、まだ感心するほど鮮やかな「だましテク」には出会えていません。胡散臭くない詐欺師っていないんでしょうか。だれか、このもやもやを吹き飛ばすくらいの新鮮なだましテク、みせてくださいよ、なーんて思っちゃう私は馬鹿ですか。馬鹿ですね。

失意のままに宿に戻って宿ご自慢のホットシャワーを浴びました。でも、「ホットシャワー」「ちょこっとだけホットかもしれない水が出るシャワー」の略だったなんて、知りませんでしたよまったく。風邪ひきそうになりました。それでも、お夕飯に食べたガーリックチキンが美味しかったので、今日は良い日だったことにします。アガスティアとDTTDCとシャワーの負けを取り戻したような気がします。排気ガスの雲に負けじと輝くオリオンと、満月の月が異国っぽさを演出して、今夜はいい夜になりました。独り旅はいいです。他に誰もいない分、新しい自分に出会えます。私がこんなに直情型(キレやすく)で攻めの人間だとは知りませんでした。今日はよくキレた一日でした。

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