« | トップページ | »

インド・ネパール旅行記-2007-

帰国

カトマンズ2日目。朝から本降りの雨で、今日のマウンテンフライトはキャンセルです。一応空港まで行って、チェックインはしたのですが、飛行機が飛ばず。明日の日程に変えてもらいました。こんな大雨の中飛び立っても、肝心のヒマラヤは望めませんし、一歩間違えばブッダエアーが墜落して正真正銘のブッダ(仏陀)になってしまうかも。怖い怖い。今日帰国の団体ツーリストさんたちには申し訳ないですが、無事フライト延期になって正直ホッとしました。

午後になって雨も止んだので、パタンの町まで行ってきました。カトマンズのバス停でパタン行きのバスを探してうろうろしていたら、若い男の子がバスを教えてくれました。しかもパタンまでついて来てくれて、街の案内まで。学生さんで、分かりやすい英語を使う子でした。名前はキシャーン君、幼く見えましたが21歳だとか。意外と歳が近くてびっくりです。

 

美しい寺院の建つダルバール広場を2人で散歩して、行ってみたかったゴールデン・テンプルや、ガイドブックには載っていないようなヒンドゥ寺院まで、彼についてぐるっと一回り。インドで勉強してきたヒンズー教の神様の名前を話したら、よく知っているねーと誉められました。「インドでガンガーを見てきたんだよ、キシャーンはガンガー行った?」と尋ねると「行ってみたい!!」と目を輝かせていました。インドだけじゃなく、世界中いろんな所に行ってみたいと夢を語ってくれて、とても親近感。金銭的には無理かもしれないけれど…なんて言っていましたが、いつか日本に来た時は私が案内するからとアドレス交換をして別れました。

 

この旅はひとり旅なのに、まったく一人じゃなかったなあ…と帰りのバスで思いました。孤独知らずの旅だったように思います。旅行者も地元の人たちも、いい出会いばっかりで最高でした。明日帰るのが惜しいくらい。このままもっと進んでいきたい気分です。

翌朝、帰国の朝。もう一度マウンテンフライトにチャレンジしようと空港へ向かいました。空港でチャイを飲みながら待っていると、空が晴れてきたので、これはいける!と思ったのですが、結果は今日もキャンセル。ラピュタを見たいと願うパズーのような気持ちで出発を待っていたのに、残念でなりません。街に雨が降っていなくても、ヒマラヤは依然厚い雲の中。しかたありません。次の機会まで、エベレストはお預けにしときます。

宿に戻り、フライトキャンセル分の返金を受けて、ご飯を食べにタメルの町に繰り出しました。マッサージ屋さんの看板を見つけたので、最後にちょっと贅沢しました。帰る時間が迫っていましたので、1時間のフットマッサージだけ。インドのマッサージより力強くて、アロマオイルもさわやかなラベンダー。セラピストさんにちょっと多めにチップを渡してしまうほど、いい気分でした。

カトマンズ空港はエントランスが1つしか開いておらず大混雑でしたが、スタッフがフレンドリーなので特にイライラさせられることもありません。インディアンエアラインでデリーに飛んでトランジット。乗り換えに4時間もあるのだから余裕、とタカをくくっていたのですが、さすがここはインドです。到着が2時間遅れた挙句、ロストバッゲージで+2時間の足どめ。最後にいい仕事してくれますインド。さんざん待たされて、その対応がまたインド式。悪い奴は多くないけれど(いないわけじゃないけれど)、みんな自分勝手。天上天下、唯我独尊。これがインド。

でも、まあいい旅でした。良い人嫌な人、いろんな人に触れて、いろいろ考えて、本当に良い修業になりました。空港で会った人たちとそんな話をしていたら、旅慣れた日本人旅行者さんに笑われました。「女一人でインドなんか旅をして、しかもいい旅だったなんて言うくらいだから、貴女はそうとうツイてたのよー」と。彼女が言うには、もっと過酷なものらしいです。女一人旅ってやつは。私は旅運がよかっただけでしょうか。それならそれで、ありがたいことです。エアインディアの7時間のフライトは、ひたすら眠って帰国しました。朝方、無事に成田に到着。スカイライナーで帰ります。私が無事に帰宅したことに、驚く友人たちの顔が早く見たいです。

<<  contents  >>

Town13   HOME

当サイトに掲載されている文章、写真等の無断転載・転用を禁止します。
Copyright (C) 2009-2011 Étranger, Memory All Rights Reserved.


« | トップページ | »