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インド・ネパール旅行記-2007-

バナーラスの最終日

おはようございます。今日は寝坊。最近朝早起きが続いていたので埋め合わせ。9時になって、ようやくガンガーまで出かけていきました。途中、街角のチャイ屋で朝の一杯。すっかりこの甘いチャイのとりこです。何といってもこの安さ。一杯3Rsでお茶できるなんてインド最高じゃないですか。ちなみにインドの屋台も氷入りラッシーも私の腸にはまったく無害でした。インドであたらないほうが珍しいなんて聞きますけど、いろんな意味で運が良いんだと思います。

 

サドゥとのんびり井戸端会議して、昼前にやっと遅い朝食。今日も日差しが強いです。宿を出たすぐ前の道で買ったインド風のブレスレッドの束がしゃらんと音を立てて、涼しげです。明日からの陸路国境越えに向け、ショールを一枚買い求めました。私のようなものがこのバザールを歩くのは危険です。買い物の誘惑が多すぎます。ついには、サリーまで買ってしまいました。赤と緑のコントラストが夜明けのガンガーの色に見えて、眼から離れなくなってしまったのです。あーあ、また実用的ではないものにお金使をっ使ってしまったです。

街でなんとなく声を掛けられて、雑談した人の中で、こんなことを言っている人がいました。日本人は全体の95%がrichで5%がpoorだけれど、インドはpoorが55%もいて、richは45%程度だと。私が見たインドの格差はもっと極端なような気がしました。片や日本にもないような最新の携帯電話でインターネットをして、片やスラム街で着たきりの生活。

もちろんここでいうところのrichとpoorは金銭的なことのみに関してです。貧しくとも力強く、心の豊かな人はたくさんいるものです。一緒に羊羹を食べた物乞いのティッピィも、きらきらとハツラツと生きていました。とくにインドの人たちの宗教観を加味したら、心の平穏という意味で彼らは日本人よりずっとrichな民族ではないでしょうか。

ただやはり、貧富の差の激しさは先の雑談おじさんが話したように大きい問題なんでしょう。私たちの住む国にもいずれ大きな金銭的格差が生まれてくると新聞やニュースは騒いでいます。私がこうやって世界を歩き回れるのは、いつまでなんでしょうか。そんなことをボーっと考えながら悠久のガンガーを眺めてきました。

夕方、明日の大移動に備えてアユールヴェーダを受けました。デリーの専門店とは違い、ここではゲストハウスにマッサージ師さんが出張してきてくれます。お値段もバナーラス価格。1時間1000Rsでした。出張マッサージお婆ちゃんは、お歳の割に力も強くぐいぐいきます。けっこう効きました。オイルの匂いもキンピラゴボウではなく、さっぱり系。何よりお婆ちゃんの手の平がとても暖かく、夢見心地の1時間でした。聞いてみると普段は助産婦さんをやっているんだとか。なんだかルーマニアの魔女を連想させます。インドの魔女お婆ちゃんでした。魔法のマッサージの効力で、明日+明後日の国境越え体力勝負もなんとか乗り切れそうです。

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