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インド・ネパール旅行記-2007-

バナーラス街歩き

バナーラスの街はあまり治安のよろしくない印象を受けます。迷路のような街です。一度入った路地にもう一度たどりつくのは不可能なんじゃないかとさえ思います。でもこの街で迷わないようにしようなんて心配はしないほうがいいみたいです。むしろどんどん迷うべきなんじゃないかとさえ思ってしまいます。実際そっちのほうが楽しいのです。会う人一人ひとりが面白いし、お店もみんな個性的でわくわくします。

 

偶然見つけた物々交換の仕立屋で持っているものを全部引っ張り出して交渉してみたり、アロマオイル屋でマサラ粉をテイスティングさせてもらったり、露店のシール屋さんでヒンズーの神様講習をうけてみたり、シタール屋で生のシタール演奏を聞かせてもらったり。もちろん怪しげなガイドも寄ってきますし、ハッパを売りつけられそうになったりもします。おかしなツアー会社に連れ込まれて8万円もするツアーを組まされたという日本人女性にも出会いました。涙ながらに彼女が語る武勇伝は、Theインド旅行という感じ。刺激的な街ですバナーラス。

 

そうやってぶらぶら街を歩いていくと、結局最後はいつもガンガーに出てしまいます。全ての道はガンガーに通ず。私のような地図の読めない旅人には良い仕組みです。バナーラスの街は大きいですが、ガンガー沿いのこの一角はさほど広いわけではなく、だんだんよく知った顔に合うようになりました。駅で一緒だった日本人旅行者とか、カトマンズ行きのバスチケットを取ってくれた旅行会社のおじさんとか、チャイをごちそうしてくれた紅茶屋の小僧まで。一日に何回会うんだよってくらい会っちゃいます。なんだか、ずっとこの街で暮らしてきたかのような錯覚を覚えてしまいました。

 

夕暮れ時、今日はRajaガートの静かなプジャーを見学しました。階段沿いに1つ1つろうそくを並べていく少女の姿がとても美しく、印象的でした。ハッパとぼったくりの聖地バナーラスでの滞在も残り1日。旅に出てちょうど1週間が過ぎたことになります。明日ものんびり過ごしましょう。

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