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インド・ネパール旅行記-2007-

ネパール国境の町スノウリへ

朝一番にガンガーの朝日に挨拶してきました。今日、バナーラスを発ちます。真っ赤なお日様は一昨日よりもずっとくっきり美しくて、少しだけ涙が出ました。ああ私はこの街に来てよかったんだなあ。

国境はバスで越えます。お隣のネパールはカトマンズまで、丸2日間のバス旅です。バス発着のツーリストバンガローまではオートリクシャーで1人15Rsほど。同じ宿に泊まっていた日本人旅行者とシェアして、一緒に国境を越えることにしました。ちなみに、ツーリストバンガローで出された朝食はパンに玉子を挟んだだけの簡素なもの。こんなことなら、屋台でサモサでも食べてくればよかったと後悔。まあ貧乏旅行ですから、パン切れがもらえるだけでもありがたいです。

8時30分出発のはずのバスは20分遅れでバナーラスを後にしました。バスの荷台に乗りきらず、屋根にくくりつけられた私のバックパックの身が心配です。かなり埃っぽい街道を突っ走りますし、雨でも降られたら私の着替えはぐしょぐしょじゃないですか。

…と、荷物の心配をしているうちが華でした。何より自分の身が…。シートはめちゃめちゃ狭く、バスがぐらぐら揺れるたびに前の椅子にぶつかる膝小僧は、出発早々青あざだらけに。途中、トイレ休憩で降ろした客を全員回収する前に出発してしまうことも多発。こんな怖いバスないですよ。無事にネパールに抜けられるのか本気で心配になってきました。

途中ランチ休憩で立ち寄った大衆食堂のトイレは、すさまじくインド式。そこに広がっているのは写真になんて決して残せない世界です。ドアを開けて入るのを2、3度ためらいました。ここで用をたすくらいなら、確かに青空トイレのほうが数倍衛生的だと思います。アーグラー行きの鉄道の中から見たあの光景は、実に理にかなったものだったようです。

お腹いっぱいになったら眠たくなって、午後のバス中はほぼ熟睡でした。日本人やその他ツーリストが多いバスなので、特に盗難の心配もなく、安心しきって眠りこけていました。国境に着いたのは夕方7時前くらいだったでしょうか。あたりはもうすっかり真っ暗で、イミグレがどこにあるのかよく分からず右往左往。やっと入国審査を済ませ、パスポートが戻ってきたと思ったら、入国スタンプ押し忘れられているし、ホントに危険な国境越えです。

ネパール国境の町スノウリに今日は一泊します。ここは停電がしょっちゅうで、その度町全体が真っ暗闇。歩くことすら困難になります。すぐに復旧するんですが、またすぐ落ちるといった繰り返し。で、気づいたのですが、停電になった瞬間、埃っぽい夜の空に今まで見えていなかった満天の星々が広がるのです。これがまた、すごく綺麗で驚きました。電気が落ちるたびに頭の上を見上げてました。デリーより、バナーラスより、星のにぎやかな夜です。

 

さて、ネパールは基本的に仏教徒が多く、ここではアルコールも解禁です。そういうことで、夜の食卓もまたにぎやかでした。アルコールが半分抜けたようなゆるい缶ビールですが、喜んで飲ませていただきます。無事インドを抜けられた喜びからか、バックパッカー野郎全員がはしゃいで酔いしれて、スノウリの夜の宴は大盛り上がりとなりました。

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