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中欧・東欧旅行記-2006-

国境を越えてチェコを目指す

列車がブダペストに着くや否や、列車を飛び降り猛ダッシュ。朝5時17分にブダペストに着くはずが、Blajで思いっきり遅れた関係で現在の時刻6時40分。のんびり朝ごはんをするはずだったのに、なんとプラハ行きの列車の乗り換え時間まであとたったの10分しかない状況。もう走るしかない。乗り換えホームが反対側だってことに気付いても、文句をたれてる余裕すらない。駅の端から端まで荷物抱えて全力疾走。こんなに走ったのは中学校の運動会以来じゃないかと思った。

おかげで間一髪本当にすべりこみセーフで間に合った。ここではじめて思い出す。そういえば私、足の不具合で走れなかったんじゃなかったっけ?人間、火事場の馬鹿力は侮れないらしい。

さて、これが最後の乗り換えだ。ハンガリーから国境を2つ越えて、予定通りプラハに向かう。国際線のECはシートがとても綺麗で新幹線のようだ。なんだか安心してしまい、うとうとしながら列車の旅を楽しんだ。

列車がハンガリーとスロバキアの国境を通過する。パスポートの最後ページのしかもど真ん中に、堂々とスタンプを押すスロバキアの国民性にちょっとイラっとしながら車窓に目をやると、朝からずっと降っていた雨が通り過ぎていた。むしろ通り過ぎたのは私のほうかと苦笑い。

実際、昨日からたいした大移動だ。ほとんどずっと列車に揺られっぱなしで、そろそろお尻が痛くなってきた。それでも鉄道の旅はやめられない。車窓の風景が刻一刻と変わっていくのが最大の楽しみ。スロバキアの車窓はロマンチックだと思う。ドナウ川沿いの古い街並みはノスタルジアを思い起こさせる。小高い丘にそびえるあの城砦はいつの世を守ったものだろうか。

チェコに入るとまた雨模様。11時過ぎ、メンデルの遺伝実験で有名なブルノの街にさしかかった。森に囲まれた大きな街で、多くの乗客が乗り込んできた。ハンガリーが平原、ルーマニアが畑だとするならば、チェコの車窓は森林がそのほとんどを占める。まるで赤頭巾が出てきそうだ。そういえば、昨日からどことなくスペイン語ちっくだった車内の会話が、どっちかというとドイツ語ちっくな響きに変わっていた。ルーマニアから国境を3つも越えてきたんだなぁ。

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