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中欧・東欧旅行記-2006-

魔女を探してオンチェシュティ・その2

オンチェシュティに程近いシゲットマルマッツェイの駅に降り立ったのは朝6時50分。連日のクシェット移動で身体は疲れ気味だが、頭はむしろ冴え渡っている気がする。今日はここから例のオンチェシュティ村を目指す。魔女探し、本格始動だー!

村でペンションを営むマティ氏の車で彼の家に連れて行ってもらう。ルーマニアンカントリーソングが爆音で流れる彼の車で一路オンチェシュティへ。東欧の端っこにラテンの国があるなんて、来てみるまでは正直腑に落ちないものがあったのだが、来れば納得。この血はラテン以外のナニモノでもない。いつの間にか一緒にカントリーソングを歌いながら(歌わされながら?)牧草地帯を突っ走る。遠くにOnctstiの看板が見えてきた。ここを見つけるに13年かかったのか。旅というものは出かけるずっと前から始まっているものなんだなあと思った。

オンチェシュティでの宿は「ペンション・スブチェタテラマティ」。舌を3回噛んだ。迷子になったらどうやって連れて来てもらおうか。ペンションというよりは民家にお邪魔しました的なウルルン生活漂う宿、今日から数日をここで過ごす。取り敢えず朝ご飯。チーズとハムとパンとキュウリ。それと白いパプリカ。質素だ。自家製チーズには2種類有って、1種は塩辛い味有りチーズ、もう1種は味無し、ただの白い塊。当然味有りチーズばかりがすぐになくなる。

早速ドライブに行かないかと誘ってくれるオーナーのマティ。でも、私には目的があるのだ。やおらバックパックを広げ、本をめくる。私が旅に出た理由の本「魔女に会った」だ。こんなトコまで持ってきた私はツワモノだと思うが、正直なところ手がかりがこれだけしかないのである。果たして見つかるか。生きているのか私の魔女。
「この人探してるの。ヴラジトアレ(ルーマニア語で魔女の意)だって書いてある。この人に会いにルーマニアに来たの」

するとマティの奥さんが悲しい顔。「彼女は死んじゃったのよ」
ガーン!!!マジですか!??
と、お婆ちゃんが出てきて・・・「生きてるわよ。でも引っ越したんじゃなかったかね?」

で、マティ家家族会議が始まった。こっちはルーマニア語がちんぷんかんぷんだが、生きてる可能性もまだ完全に否定されてはいないようだ。
どっちなの?生きてるの?会えるの?見つかるのー??

結論、マティ曰く、私たちでははっきり居場所が分からない。だけど自分の従兄弟なら知っているかもしれない。ということで、従兄弟に聞き込みれっつごー!!何か本格的に人探しっぽくなってきた。こうなったら見つけてみせるぞー!!

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