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ケニア旅行記-2005-

フラミンゴパラダイス

ナクル湖国立公園はすぐ近くに大きな街があるにもかかわらず、かなり野性的な環境だった。道路沿いには木々が茂って、黄熱病を媒介する蚊が好むという黄色い幹の木が存在感をアピールしている。アバーディアほどの山岳地帯ではないが、平原というよりは森林地帯という感じだろうか。

ネコみたいなのに・・・湖国立公園に入ってすぐにサファリ開始。出迎えてくれたのは木の上のメスライオン。ナクルのライオンは木に登れるが、これはとても珍しいことなんだとか。現にマサイマラにいるライオンたちは木に登ったりできない。そんなレアな姿に感動していると、ジョージが面白いことを教えてくれた。なんとナクルのライオンは人を食べるらしい。
「去年、フタリ喰われました。とってもデンジャラース!」
リアルだ・・・。これぞ野生。

レイクナクルロッジは南国風のとてもいい雰囲気のロッジで、レストランからの眺めも最高。ナクル湖と大地溝帯のおいしいとこどりな眺めだ。食事もGood。今日は暑かったのでタスカービールにも手がのびた。こんな日はやっぱりビールに限る!

動物界のベッカム?ロッジの部屋も涼しくて広かった。シャワーのお湯も問題なし。でもかなりヌルヌルしていた。温泉のような感じ。ナクル湖のナトリウム分が関係しているらしいという説明を受けたが、お肌すべすべ効果は期待しちゃってもいいのだろうか。

夕方のサファリは16:00から。出発してすぐ、インパラの群れに遭遇した。群れにオスは一頭だけ。まさにハーレム。角があるのがオスで、ガゼルと違ってインパラのメスには角がない。オスのインパラの真正面は本当に美しい。小顔だし、鼻筋もぴっと通っている。こいつらが野生で一番の美人。いや、美鹿?動物界のベッカムって感じ。

ガゼルとシロサイこの国立公園にはシロサイがたくさんいる。シロサイといっても別段白いわけじゃなく、クロサイと同じ色をしている。違いは口元にあるらしい。口元が尖っているのがクロサイ。広がっているのがシロサイ。口元が広がっている奴らをワイドライノーと言っていたのが、どこでどう間違ったかホワイトライノーに変わってしまったらしい。でも、ナクル湖の土は塩分を含んで白っぽいから、ここで泥遊びをしたサイたちは確かに白っぽい。

ナクル湖は噂通りのフラミンゴパラダイス。見渡す限りのピンク色。どことなくユーモラスなペリカンの群れすべてがピンクで埋め尽くされていた。現在は20万羽ほどいるらしい。たくさんいすぎて正直怖い。これだけいると羽音までダバダバと大音量。アップで見るとこれがまた怖い顔だった。それに比べてひょうきんな顔つきのペリカン。みんなでいっつも同じ方向向いて、一斉に飛び立つ姿もちょっと滑稽。もう一羽、なんかみすぼらしい鳥がいた。アフリカハゲコウ。みすぼらしい上に寂しげで少し同情心を買う風貌。なんか中年サラリーマンの哀愁を感じる。

ペリカンはあのうまい淡水魚ティラピアを、フラミンゴはプランクトンを食べるのだという。アフリカハゲコウの哀愁確かに、あれだけ大量のフラミンゴが仮に魚を餌としていたら、この湖はあっという間に死んでしまうだろう。バランスがうまく取れているようだ。岸辺にフラミンゴが集まる理由も餌にあるらしい。中心部にはプランクトンが少ないとか。

こちらが距離を縮めようとピンクの群れに近づけば、奴らはすぐに察知して、湖の真ん中へと距離をあける。ちっとも両者の距離が縮まらない。少し距離をおいて見ていてもピンク色の湖は圧巻だった。季節によってはもっと多くの群れが集まるというからなお驚き。どうしてそんなにナクルが好きなのか。やっぱりプランクトンが多いのか。それとも単に温泉好き、ですか?

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