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ケニア旅行記-2005-

マサイの村のたくましい光景

アンボセリ国立公園はまさにマサイ族のホームグラウンドらしい。それならマサイの生活をちょこっとのぞかせてもらおう!ということで、。マサイの村マサイの村訪問に名乗りをあげたロッジから車で20分ほど走ったところに大きな村がある。ここも国立公園内のはずだが、サファリで来た場所とはちょっと違って、キリマンジャロの噴火の際に飛んできた岩石がごろごろ落ちている。

彼らの敷地に入るやいなや、歌とダンスで熱烈歓迎。彼らの歌声は何と言うか、動物の鳴き声みたいな感じだ。虫の羽音のような低い音を振るわせている人もいればや、急に甲高い奇声を上げる人もいる。ちゃんとパートわけがあるのかどうかは知らないが、うまい具合に合唱になっているから面白い。

マッチなしで火をおこす村の中に案内されてあらは、火のおこし方を教わったり、薬草の話を聞いたりして過ごす。マサイの家にもお邪魔してみたが、電気がないから真っ暗だった。よくこんな暗い中で生活できるものだ。しかし、彼らの目の良さは驚異的だと聞く。遠くが見えるだけじゃなくて暗いところでもある程度目が利くのかもしれない。

外は日差しが強くて焼けるような暑さなのに、家の中はひんやりしている。クーラーがあるんじゃないかと疑ってしまうくらい過ごしやすい環境。赤道直下の国で暮らしていくために何か伝統的な家の作り方があるのだろう。

お宅におじゃましまーす一通り村を見学し終えて、最後に案内された場所は・・・あっ、青空マーケットっ!!?村の人たち総動員でお土産市場を開いているからビックリ仰天。なるほど、どおりでみんな英語ペラペラだったわけだ。 でも「ここで得たお金で子供たちを町の学校に・・・」 なんてこと言われると、財布の紐を緩めないわけにはいかなくなってしまう。まったく、商売がうまいというか、たくましいというか。結局、木彫りの仮面とビーズのブレスレットを400Kshで購入。このお金が彼らの医療費や教育費になるはずと信じる。

接客してくれたのは若いマサイの女性だったが、私よりずっと英語が上手だった。教育費になっているというのは本当のようだ。マサイの女性は17歳ほどでお嫁に行ってしまうというが、こんなに商才のある人を家庭にいれてしまうのは、もったいないんじゃなかろうか。

マサイの村の青空マーケット帰り際、見送りに来たマサイさんがマントの下に仮面を一つ隠し持ってきて、買ってくれと言ってきた。さすがに似たような仮面を買ったばかりだったので丁重にお断りしたのだが、相手もなかなかひかない。なるほどこの村のマサイにとって、観光というものが重要な生活の要になっているのだ。旅に出る前に「観光マサイ」と言う言葉を聞いたが、まさにこの村のマサイ族たちは観光客からの支出にある程度依存して生きている。

全てのマサイ族が観光マサイだとは言わないが、真っ赤な衣装に身を包み、ライオンと互角に渡り合っていくだけじゃ、もうこの世の中を生きていけないというのが現実。たとえサバンナのど真ん中でも、生きていくには先立つものが必要らしい。

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