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ドイツ旅行記-2003-

ローテンブルク滞在記

ローテンブルク街並みローテンブルクという街はドイツ観光のハイライトに位置するだけあって、大通りにはたくさんのお土産屋さんが軒を連ねる。そのどれもが女心をくすぐるような内装で、ホテルから広場まで、どこにも立ち寄らずまっすぐに行きつけたためしがない。今日も街を散策しながら、気に入ったお店を見つけては20~30分ずつ時間を潰して歩いた。

中でも一番のお気に入りはクリスマス専門店「ケーテ・ウォルファールト」。一歩足を踏み入れれば、そこはクリスマスの世界。ここは今が9月だってことをすっかり忘れさせるお店だ。子供たちの大好きなクリスマスは、ケーテ・ウォルファールト前にて大人になってもやっぱり憧れ。そのためか、いつ来てもこのお店は大賑わいだった。

撮影禁止のため店内の写真は取れかったが、お店ごと買い取りたくなってしまうようないい雰囲気のショップ。私もこんなところで働いてみたい。ここなら365日毎日がクリスマス、それってなんて贅沢だろう。あ、でもドイツ語分かんないので永住は無理か・・・。せめて今年のクリスマスは我が家でもこんなステキな雰囲気を味わいたいと思って、クリスマス色に飾られたプレーンラインのアドヴェントカレンダーをひとつ購入した。

コスチュームがステキ女心をくすぐられるお店と言えばもうひとつ、この街にはテディベア専門店「テディランド」がある。入口でお出迎えしてくれる大きなシュタイフのテディが可愛くて可愛くて・・・。女性観光客はみんな巨大なヌイグルミに抱きついて写真を撮っていく。等身大テディの包容力は無限大だ。

このお店では真っ赤なシュタイフテディを買った。まさか自分がシュタイフものに手を出すとは思っていなかったが、一目惚れだったのでしかたない。一目惚れでお買い上げお財布から悲鳴が聞こえた気はしたが、まあ何とかなるだろう。さっそくテディに名前をつけようということになったので、ローテンブルクにちなんで「シュネーバル」と命名した。白地じゃなくて赤なんだがまあいい。実はこの街にはもう一つテディベアのお店があるのだが、こっちも対抗して巨大テディがお出迎えしてくれていた。そっちのテディはお洒落さんで、コスチュームまで凝っていた。

ちなみにシュネーバルとはローテンブルクを代表するお菓子。クッキー生地をひも状にしてボール型に入れ、油で揚げてある。粉砂糖やチョコレートでコーティングされていて、サクサクっとした食べごたえ。シュネーバル一つ買って食べてみたんだが、案外大きくて一個でおなかいっぱいという感じ。友達へのお土産用に小さいシュネーバル大量購入した。が、旅の最後には全部私の胃袋の中だった。

ローテンブルクで一番有名な写真スポットはおそらくここだろうという場所に行ってみた。「プレーンライン」、旅行のパンフレットなんかには必ずと言っていいほどこのワンショットが載っている。マルクト広場から下にのびる大通りをまっすぐ進むとすぐに到着。ホントにここは散歩するにはちょうどいいサイズの街だ。プレーンラインプレーンラインとは、ラテン語で『小さな場所』という意味だそうだ。「中世の宝石箱」ローテンブルクが誇る最もローテンブルク的な景色を眼に焼き付けた。

夜はブルク公園の近くの人形劇小屋にお邪魔してみた。チケット売り場のおじさんはやけに気立てのよい人で「You are my friend!」とか言いながらパンフをおまけしてくれた。全部ドイツ語の劇だから何言ってるのかさっぱり分からないはずなんだが、コミカルな人形たちの動きが面白くて、まわりと一緒になって笑える。言葉の壁を越えて十分楽しめるいいお芝居だった。ドイツ語は聴いてて心地いい。勢いがいいからだきっと。私たちが張り切って最前列に座っていたものだから、「アイシテル~!アリガト~!!」という声が飛んだりする一幕もあった。城壁から眺める赤茶色の屋根日本人びいきなのか、さくらさくらをみんなで歌ってくれたりもした。ドイツにきて日本の歌を歌うなんて、不思議な感じがした。

街をぐるっと囲んでいる城壁の上を散歩したり、マニアックな博物館で笑い転げてみたり、夕方のブルク公園でのんびり時間を過ごしたり、黒マントを羽織った夜警さんの後を追っかけてローテンブルクの歴史を学んだり、この街で盛りだくさんな2日間を過ごした。普段はあまり見慣れない石畳とか、公園の木漏れ日の中で手をつないでる老夫婦とか、オレンジ一色の夜景とか、満天の星空とか、もうどの景色切り取っても絵になる街。普通の観光ツアーなんかでは1泊で通り過ぎちゃうような小さな街なのだが、それじゃ全然もったいないと思う。2泊してもまだ居足りない気分だった。

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