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ギリシャ旅行記-2003-

え?!エーゲ海が青くない?

今日はエーゲ海の一日クルーズ。いろんなホテルからピックアップされてきた観光客たちと一緒にバスに乗り込んだら、一路港へGo!片言の英語と2、3言のギリシャ語で今日のクルーズを楽しまなけりゃならんのだから不安要素たっぷりだ。

クルーズ船運転中 港では大きな船が待ち構えていた。中は二階建て。デッキからはエーゲ海が一望!!よっしゃ、待ちに待った青いエーゲ海!と喜び勇んで飛び出してみたが・・・
あれ?海、青くなくない・・・?

中学の歴史年表集には確かに青いエーゲ海が載っていた。あの青さ、特殊撮影なんじゃないかと思うくらいのあの青さ。あの青に憧れてここギリシャまで来たはずなのに、なんで?!エーゲ海ってここじゃないの??

プチパニックな私に船のスタッフがポツリと一言。「今日は天気が悪いからね。この季節はなかなか青いエーゲ海は望めないよ」
チーン。見事に撃沈。私の夢は儚く灰色の海に沈んでいった。

が、せっかく早起きして乗り込んだクルーズ船、落ち込んでばかりもいられない。よーし!こうなったら今日は島々を廻って買い物三昧だい!!大阪のおばちゃん並に買物上手になってやる!!

ポロス島の街並み最初に寄ったのはポロス島。船を下りると、待ってましたとばかりに土産物屋の客引きが商売を始めた。まさに、観光客のための島という感じ。銀細工の天使の香水入れに一目ぼれして、さっそく交渉開始。旅の思い出にお揃いの小物入れも値切ってみる。貝飾りがちりばめられた手のひらサイズの赤い宝石入れを購入。どうやら自分は値段交渉に向いている性格のようだ。口八丁でぽんぽんと半額以下のお買い上げを叩き出し、「ちょっとあれ値切ってきてよ~」とお呼びがかかれば、連れの買い物までやってしまう。が、あまりに値切りすぎて、「あんた本当にJapanese girlか?」と疑われてしまったには絶句だった。ちょっとやりすぎたか・・・。

ロバタクシー 次に寄ったイドラ島は車の乗り入れを全面的に禁止している島。車が入って来られないのだから、観光とか不便なんじゃない?!と思ったのだが、そんな心配は無用だった。この街の観光の要、それは“ロバタクシー”。移動手段でありながら、かつ、のんびり町並みを楽しめる画期的なアイデアだと思う。

せっかくなんでロバタクにチャレンジ。田舎育ちのゆえ、ガキの時分に一回だけロバに乗ったことがあったが、まさかエーゲ海の真ん中で再度乗ることになろうとは思いもしなかった。港から一歩奥地に入ると狭い路地がひしめく。石畳の路地裏もギリシャチックな古い家並みも、なんかやけにノスタルジックな感じ。ほわーっとした気分で石畳の上を揺られていくと街の人々が「カロータクシーディー!(良い旅を!)」と声をかけてくれる。なんかいい。こういうのを「いい旅夢気分」て言うんだきっと。

教会の壁画そんなこんなでイドラの街並みを片っぱしからカメラに収めていたら、旅行3日目にしてSDカードの残量ゼロ。しまった、やってしまった。まさかこんなにカメラ小僧になるとは。海外旅行、恐るべし。泣く泣く写真を削る。デジカメでよかったホント。

船に戻るとランチタイム。ピラフ風の何だかわからない米料理とギリシャ伝統の肉料理スブラキ。ピラフはちょっと香りがきつい。米もぼそぼそで食べなれない。やっぱりジャポニカ米が一番だと痛感する。でもスブラキは美味しい。こっちにきてから、スブラキばっかり食べている気がする。続いて伝統音楽のショーが始まった。名前を聞いたことがないような民族楽器を演奏してくれる。聞き慣れない弦楽器の音色が不思議でしばし聞き惚れた。

最後の島はエギナ島。船を降りたらすぐバスに乗り込みアフェア神殿へと向かった。天気が心配だが、何とか持ちこたえてくれそうだ。島の斜面をぐんぐん登っていくと、ピスタチオ畑と青い窓の家々が見えてくる。さらに進むと、丘の上に大理石の神殿が見えてきた。アフェア神殿だ。アフェア神殿保存状態がかなりいい遺跡で、パッと見た感じにも崩れている部分が少ない。海を見下ろす丘の上に建てられていて、昔はここで松明を焚きエーゲ海の灯台にしたという。

見学が終わったあと入り口向かいの小さなお店へ寄ってみた。ここのピスタチオアイスクリームはエギナの名産品だとガイドが大絶賛するものだから、甘いものに目がない3人娘は早速購入。どぎつい緑色のアイスクリームに度肝を抜かれたが、確かにこれはうまい。こんなうまいアイス、コンビニじゃ売ってないぞ。『花より団子』じゃないけど、やっぱり私らは『神殿よりアイス』みたいだ。

帰りの船の中は、民俗音楽とダンスのショーを楽しんだ。日本人は珍しいのか、ダンスに参加して欲しいと手を引っ張られ、赤っ恥をさらす事態に。ステップを教えてもらったが、足がついていかないし目が回ってしまう有様。なかなか恥ずかしかったが、まあ旅の恥はかき捨てだ。滅茶苦茶になりつつもダンスダンスダンス!知らない乗客たちやスタッフたちの拍手を浴びて、ちょっと気持ちよかった。貴重な時間を今過ごしてると感じた。旅、いいな。

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